ポルトガル語講座

ポルトガル語の辞書を選び方と注意すべき点|CASIOの電子辞書エクスワード 機能比較

私がポルトガル語を学習し始めた2000年頃、ポルトガル語の辞書は数種類しかありませんでした。

その中の1つが日向ノエミアさん編纂の『ローマ字ポ和辞典(柏書房)』 と『ローマ字和ポ辞典(同)』。
ポ和辞書がワイン色、和ポ辞書が緑色の辞書です。
日本にデカセギに来る多くのブラジル人も持っていました。

私と同じ時機にポルトガル語を学習していた方は必ずといっていいほど手に取ったことがあるはずの有名な辞書です。

和ポ辞書でもう1つ有名だったのが、2万五千円以上する電話帳に近いサイズの「現代日葡辞典(小学館)」。
重さはなんと1.5kgもありましたが、ブラジル人の友達と遊ぶときにリュックに入れて必ず持ち歩いていたのは懐かしい思い出です。

そんな訳で、今回はポルトガル語の辞書・辞典の選び方についてのお話です。
記事末にはおすすめの電子辞書としてカシオのエクスワードXD-Z7500、XD-SR7500、XD-SX7000の機能比較を用意しました。
是非、ご参考ください。

ポルトガル語の辞書・辞典の選び方

まずは紙のポルトガル語の辞書・辞典の選び方についてです。

ブラジルを日本語で書くと『伯剌西爾』ですが、ポルトガルが『葡萄牙語』となるので辞書名は「和辞典」「和辞典」と表記されます。

発行日の新しいものを選ぶ

言葉は生きていて新陳代謝を繰り返します。
だんだんと使われなくなる言葉や新しい言葉が増えていくのを皆さんも日本語で経験していると思います。

ポルトガル語の辞書はできるだけ新しい発行日版(エディション)の辞書の購入をおすすめします。

奥付(おくづけ)と呼ばれる辞書の最後のページには発行日と版についての情報が書かれてあります。
年月日を必ず確認をしてから購入をするようにしてください。

Amazonで購入をする場合、例えば下の写真のようにタイトル欄に「3訂版」「2014/3/12」と書かれてあります。
「3訂版」は3回内容の訂正が入っているという意味で、発行日「2014/3/12」の版(エディション)となります。

この日付の箇所が20年以上前の辞書はできる限り避けるべきですし、同じ辞書で版の新しいものが発行されていないか確認をしてみてください。

Amazonで辞書の版を確認する方法

Amazonで辞書の版を確認する方法

ちなみにこの白水社の「現代ポルトガル語辞典」の初版は1996年。
私も持っていましたが、当時は今以上にポルトガル語がマイナーな言語だったせいか初版は誤植が多かったように記憶しています。

ブラジル-ポルトガル語を選ぶ

当たり前のことなのですが、間違って「ポルトガルのポルトガル語」のものを選ばないようにしてください。

実は私は過去に間違って「ポルトガルのポルトガル語」の学習書を買ってしまったことがあります。
同じポルトガル語でも文法や発音の異なるものもあり、数ページ読めば明らかに違うと分かるのですが、『新しい学習書が出てる!』と勢い余って買ってしまいました。

特にネットで購入する際には、中身を見ることができませんので、必ず『ブラジル・ポルトガル語』と記載のあるものや国旗などを参考にしてください。

例えば、下の写真にある『しっかり学ぶ ポルトガル語 文法と練習問題』は「ポルトガルのポルトガル語」の学習書です。
私が思わず買ってしまうのも・・・分かってもらえますよね・・・

ネットの無料翻訳・自動翻訳に注意

そもそも「辞書を買わなくてもネットの無料翻訳でじゅうぶん!」と思われる人も多いかも知れません。

ですが、英語のようにメジャーな言語はまだしも、残念ながらポルトガル語のようなマイナーな言語の精度はかなり落ちます

特に文章の翻訳精度の低さは顕著で、市役所などの自治体のホームページで見られるサイトごと自動翻訳をしてしまうものは本当に酷いものが多いと感じます。
自動翻訳システムが高い翻訳精度を謳っていても、例えば10%の間違いが複数の文章に散らばっていては、全ての文章が少しずつ間違っている可能性もあります。

翻訳された文章のどこが間違っているのかをチェックする術がないのであれば、ホームページ全体の自動翻訳ソフトには手を出さないのが無難です。
かつて私は自動翻訳を導入しようと考えているある自治体から相談を受け、導入予定の自動翻訳システムの精度をチェックしましたが、眼も当てられない状態でした。

AI(人工知能)技術によって自動翻訳システムの精度も飛躍的に向上したとも言われてはいますが、無料翻訳・自動翻訳を過信することのないように注意してください。

おすすめの電子辞書 カシオのエクスワードシリーズ

電子辞書業界ではポルトガル語はかなり後発です。
2011年にようやくポルトガル語の電子辞書としてカシオのエクスワードXD-B7800が発売されました。

現在までにいくつかのシリーズが発売され、ポルトガル語モデルの最新機種は2019年に発売された「XD-SR7500」です。

少し高価ですが持ち運びにも便利で、一部の単語は音声で発音されますので、私も愛用しています。
また、「文法中心 ゼロから始めるブラジル・ポルトガル語」「ひとり歩きの会話集 ブラジル・ポルトガル語」といった辞書以外の学習書も入っていますので、電車移動中などに勉強をすることもできます。

CASIO XD-Z7500、XD-SR7500、XD-SX7000の機能比較

難解な型番を読み解く

CASIOのエクスワードシリーズは毎年のように新モデルが発売され、その度に付けられる難解な型番でも知られています。

以前は、スペイン語とポルトガル語は別々の電子辞書として発売されていましたが、2018年のXD-Z7500からスペイン語・ポルトガル語モデルとして1つの電子辞書にまとめられました。
以降、「7500」はスペイン語・ポルトガル語モデルの型番となります。

ちなみに型番の「XD」はエクスワードシリーズ、数字の前の「Z」や「SR」は発売年度を表す記号です。

スペイン語・ポルトガル語モデルXD-Z7500とXD-SR7500の違い

XD-Z7500とXD-SR7500の主な違いは、発売年と液晶パネルの大きさ。
ポルトガル語の収録コンテンツ数と内容は全く同じです。

他言語などの追加コンテンツは2019年に発売のXD-SR7500ではパソコンを使ってダウンロード版の購入が可能。
前機種のXD-Z7500はCD-ROMやデータカードを購入して取り寄せる必要がありましたので、便利にはなりました。

ただ、ポルトガル語については本体に収録されているもの以外に新しい追加コンテンツはありません。

XD-Z7500はCASIOで一年以上前に生産が終了していますので、家電量販店やオンラインショップで在庫がある限りとなりますが、型落ち品としてお得に購入できるかも知れません。

外国語ベースモデルXD-SX7000について

2018年にXD-Z7500、2019年にXD-SR7500と毎年、シリーズが新しくなってきたエクスワードのスペイン語・ポルトガル語モデルですが、2020年のモデルは発売されていません。

その代わりとして外国語ベースモデルと呼ばれるXD-SX7000が2020年2月14日に発売されました。
XD-SX7000はベースとして国語(日本語)と英語の辞書やコンテンツのみを収録しており、そこに自分で好きな言語を追加購入してカスタマイズしていくタイプの電子辞書。

ただ、ポルトガル語の追加コンテンツの価格が11,000円(税込み)だということと、XD-SR7500に収録されている「コリンズポルトガル語辞典」「ひとり歩きの会話集 ブラジル・ポルトガル語」の収録もないので、XD-SR7500と比べると少し割高には感じてしまいます。

とは言え、外国語ベースモデルXD-SX7000にはブルーライトカット機能やジーニアス英和大辞典の収録などの独自の特徴もあります。

CASIO XD-Z7500、XD-SR7500、XD-SX7000の主な機能比較一覧

XD-Z7500XD-SR7500XD-SX7000
発売年2018年2019年2020年
参考価格
※2020/3/5時点
生産終了30,791円43,980円
辞書モデルスペイン語・ポルトガル語モデル外国語ベースモデル
ポルトガル語コンテンツ
  • 現代ポルトガル語辞典(改訂版)
  • 現代日葡辞典
  • コリンズポルトガル語辞典
  • 文法中心 ゼロから始めるブラジル・ポルトガル語
  • ひとり歩きの会話集 ブラジル・ポルトガル語
追加コンテンツとして
別途購入
液晶5.3型タッチパネル・カラー液晶5.7型タッチパネル・カラー液晶
コンテンツ追加方法CD-ROM、データカードPC経由のオンラインPC経由のオンライン・本体Wi-Fi

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